過激派ゴリラの戯言

映画とか舞台など未来の自分への記憶保管用ブログ。

映画実写版BLEACHの感想

⚠️ネタバレ

⚠️基本辛口

 

 

 

結論から申し上げるとくそすぎて私は泣いた

 

 

 

〜観るか観ないかお悩みの方へ〜

【こんな方にはお勧め】

 福士蒼汰さんのファン(※原作を知らない方限定)

杉咲花さんのファン(※原作を(略))

・1800円を数秒間のかっこいい茶渡に使える方

 

【こんな方は観ないでほしい】

石田雨竜のファン

 →絶対にぜっっっっっっっっったいに観ないでほしい。基本的にどのキャラもアイデンティティが崩壊しているが石田は格別。本当に観ないでほしい。吉沢亮さんのファンの方も観ない方がいいかもしれない、かっこいいシーンは特になく存在感も薄いしいる意味がない、あと戦闘離脱の仕方がダサすぎる。原作初期の掴めないという意味での「なんだこいつ」感が不思議な電波系の「なんだこいつ」感になっている。これについては後ほど語らせていただきたい。

・原作ファン

前半は思ったよりよかった、というよりビジュアル(キャラの髪色や服装、街や家の外観)を抜きにすればわりと好感触だった。しかし、中盤から急に設定もなにもかも崩壊するので観ないことを勧める。

 

 

~総評~

【よかったと思う点】

・キャストさんのビジュアル(再現度が高いわけではない)、演技もとても上手な方が多かった。

 

BGM。戦闘シーンはベースの低い音から入り激しくなっていく少年漫画の典型で胸熱だった。

 

CG。グローブを使った死神化のシーンがすごくよかった。ティザーPVにもあるシーンなので気になる方はぜひ。

 

【個人的に残念な点】

・期待してた鬼道のシーンががほぼなかった。あのCGクオリティならもっと鬼道などの特殊効果シーンが見たかった。はっきり使ったのはルキアの縛道の一くらい(※しかも詠唱破棄は原作通りだとしても普通鬼道は技名を唱えないと発動しないのに何故か「塞」までいわず「縛道の一」までしか言わない)。六杖光牢とか赤火砲は画面映えしそうだったので残念。

 

・コンがいない。尺的に仕方ないけど人形のコンと話すルキア・一護や、コンが入った一護が見たかった...

 

・裏原商店が謎の厨二。裏原さんの"怪しさ"がただの厨二すぎて引く。これについても後ほど。

 

・尸魂界の外観が意味わからない。本当に意味がわからない。どんなものだったか言葉で説明すると、100万ドルの夜景を見たことのない人がそれをイメージした中に厨二的近未来感をぶち込んだ感じだ。自分で説明してても意味がわからないが本当に意味がわからなかった。

 

・虚が臭そう

 

・アクションシーンの配分がおかしい

恋次戦と白哉戦が長すぎる。グランドフィッシャー戦がすぐ終わる。この映画で魅せたいものが何かわからない。カメラワーク含めアクションはいいのにとにかく長くてだれていた。

 

・真咲ママの遺影が地味

 

総じてビジュアルの変更がかなり嫌だった。製作者の「どや!すごいやろ!!俺はアーティスティックなんやで!!」というエゴが作品からぷんぷん臭ってきて臭すぎる。それはオリジナル作品でどうぞ。あと石田と恋次白哉を同じタイミングで登場させているのでもう駄目。言葉にするのも面倒なくらい全部駄目。詳しくはキャラごとの感想で...

 

 

~生じる矛盾~

正直多すぎて話にならない。大まかなところだけ挙げていく。

 

ルキアが死神に戻れない理由

一護の中の霊力が足りずルキアに霊力を渡すと枯渇して一護が死ぬというオリジナル設定。は?じゃあ一護の馬鹿でかい斬魄刀は何?原作通りでも問題なくストーリーが展開できるのになぜ変えた、訓練シーンを増やすため?

 

・石田が1ヶ月前に引っ越してきてる

映画の中では大きな問題ではないけど今後の展開に問題がありすぎるだろ。

 

・織姫と茶渡

覚醒のきっかけ(織姫兄の虚やインコの話)がないのに死神の一護を認識している。

 

・石田と一護の連絡手段

霊絡やら霊圧感知の説明がなく一護と石田がLIE交換した描写もない。もちろん一護が石田の行きつけ(?)の店を知っている描写も無いのに一護が石田の所に向かえるのが謎。なに?心が通じあってんの?

 

・大虚が登場しない

大虚の出現情報が尸魂界に伝わって恋次白哉が現世に行くのになんか勝手にきた。は?

 

恋次白哉が仕事しない

グランドフィッシャー戦で街や人への被害が大きすぎる。

 

一護が虚=元人間ということを知ってる

原作では織姫兄虚戦でルキアから教えられ動揺をみせるが「グランドフィッシャーってどんな霊か知ってるか?」とルキアに普通にきく。しかもルキアが「女の子の霊だ」的に返した気がする。ちゃんと尸魂界はグランドフィッシャーの情報掴んでるはずでは?女児の姿はただの疑似餌だぞ??????

 

・記憶置換

一護含め恐らく全員ルキアに関する記憶置換を受ける。そんなことをしたらBLEACHが7巻で終わってしまうんですが?

 

・回復に関して

石田は不死身なの?なんなの??

遊子、夏梨、一心さんがずっと放置されている。一護も放置されている。もう全員放置されいてる。

 

 

~キャラごとの感想~

黒崎一護

幼少期が黒髪でふざけるなと思った。しかし子役さんのニコニコした笑顔が幼少期の甘ったれのイメージとぴったりですごくよかった。特に言及なく急に髪色がオレンジになってるので染めたとしか受け取れない。一護は髪を染めない

冒頭の喧嘩シーンは福士さんの足の長さもあって見応えがあったし、シルエットが完璧だった。全体的に演技もはまっていてかなりよかった。

一護は幽霊やらの話が嫌いなのに織姫達に自分から話をふっている(※家にトラックが突っ込んだ云々を虚に襲われて云々と説明しなおしてる)のが解釈違いすぎた。

ルキアとの訓練の場が謎。なぜあんなに人通りの多い河原でするのか。不良に絡まれたいのか?というか不良もっと絡んでこいよ、不良に絡まれるのも一護のアイデンティティのひとつだぞ。

教室で1人一心さんお手製のお弁当を食べているのが嫌、屋上で啓吾達と食べてくれ(※映画だと水色はいない)。

真咲ママの命日前のアンニュイさがなかった(※一応部屋に飾ってある真咲ママの写真を手に取るシーンがある。が、原作にそんなシーンはないし部屋が原作と大きく違ってごちゃごちゃしてる)。

《追記》部屋にあるポスター類は一護のイメージソングのアーティストさんのものらしい。

命日前には感情を隠して一見人当たりがよく見える描写がゼロ。なので、織姫が一護をよく見ている描写もゼロ。

墓参りシーンで遊子や夏梨が一護より大きな荷物持ってるのが意味不明、一護は妹に荷物押し付けるような兄じゃない(原作では前日の会議で荷物持ちは夏梨になってはいるが当日は一心さんが全部持ってる)。

後述のグランドフィッシャー戦が解釈違いすぎて泣いた。

 

朽木ルキア

言葉遣いが気になる。雰囲気は原作に合わせてるが「でも」とかを使う。

ビジュアルは原作と大きく違うが個人的には気になることはなかった、強いていえば髪型を女子大生みたくアレンジしているのが解釈違い。「ごきげんよう」とスカート摘んで挨拶するシーンやパックのジュースが飲めないシーン見たかった... 一護以外との交流シーンが全くない。

義骸で鬼道を使ったりせずほぼ無力だった。義骸に入って霊力回復を待っているのに力が弱まっている描写がないので余計ぽんこつに思えた。

転入初日シーンの『さわいだら殺す』を一護の机の一護の教科書に仕込んでいる。あまりにも不自然。いつ仕込んだの?(※これは一応最終シーンに繋がる) 

一護を助けるために白哉達に連行されるまでの間が長すぎて画面外で何してるの?と思った。判断が遅すぎる、一護死ぬぞ??

一護のことを"人間の友達"という。は????????????解釈違いが大きすぎる。この時点ではまだルキアと一護は友でもなんでもない。原作初期でも確かに一護のことを"友達"と織姫達とお昼を食べているときに言うシーンはあるが全くもって言葉の意味が違う。(※ちなみに"友達"という言葉を最初に使うのは一護。聞き間違いかと思った。聞き間違いではなかった。)

《追記》監督の意向で一護とルキアから恋愛要素を払拭し友情を全面におしだしたかったとのこと。恋愛じゃない関係=友情という考えが安直すぎる。そもそもグランドフィッシャー戦をきちんと描写すればわざわざ"友達"などという軽い言葉は必要ないことがわかるはずだ。

ラストシーンで自分の後始末に関して元気よく「多分!」と語る。ルキアはそんなに無計画でもなければ無責任でもない。この一言でルキアのすべてが崩壊した。

 

【黒崎家】

・遊子と夏梨

パッと見で"二卵生"の双子には思えない。髪色を分けて欲しかったし夏梨はもっとボーイッシュな格好にしてほしかった。夏梨の方が霊圧が高い描写がないので原作ファンにしてみれば各所で違和感が大きい(※遊子にもグランドフィッシャーが見えている)。

遊子が家事を担当していない(※一心さんがご飯を作っている)。黒崎家には各々役割があることがわからない、一護の家族を護るという意思も伝わってこなかった。

・一心さん

服が普通。この一心さんはドン・観音寺と仲良くなれなさそう。

そもそも個人医院を開設していない。

怪我をした一護が目覚めるまで居眠りしながらもベッド脇に寄り添っているのが不自然。この場合は遊子と夏梨が付き添うと思う。

一護のところでも述べたが、墓参りシーンで自分は缶ビール2本しか持っていないのに遊子と夏梨に大きな荷物を持たせている。意味がわからない。一心さんでなくても親のとる行動ではない。しかも墓前で煙草を吸わず1人で酒を飲み始める。

ラストシーンの朝食の席で「変な夢をみた」という一護に急に死生観を語る。サイコパスか?(原作では墓前で一護にだけ語る、セリフも簡略化されていた)

・真咲ママ

ビジュアル公開時から言っているが黒髪なのが解釈違いすぎる。個人的に一護と真咲ママは同じ髪色でないと駄目だ思っている。一護にとってBLEACHの世界にとって"真咲ママからの遺伝"がどれほど重要なことかわかってないのか?原作最後まで読んだ?

関係ないけどBLEACHではママを演じて銀魂では18歳の娘を演じる長澤まさみさんすごい。

 

井上織姫

真野恵里菜さんがとても可愛かった。喋り方や声のトーンが織姫らしくてよかった。

ヘアピンの花弁が6枚でないのに怒りを覚える。なぜ?どうしてあんなにシンプルなデザインのヘアピンを再現できないのか。織姫の能力は"盾舜六花 "なんですが?""なんですが???

髪色がもう少し明るくあってほしかった。この世界のBLEACHでは髪色は重要でないんだと諦めて観ていたら織姫が一護の髪色のことについて言及する(原作では竜貴が「変な髪だし」と言うシーン)ので髪色のこと設定あるんかい!と心の中でつっこんだ。織姫の明るい髪色は今の織姫を形成するとても大切な要素なので映画中それが描写できないにしても変えないでほしかった。

一護のどこが良いかきかれた時が原作とかけ離れていて嫌だった。原作の織姫は一護のしかめっ面からアント〇オ猪木さんを連想するが映画はただのかっこいい福士さんのショットだった。ア〇トニオ猪木さんが出るか楽しみにしてたのに...

ハンバーガー屋でサラダを頼んでいたのが解釈違い。お弁当に食パン一斤とあんこ缶を持ってくるちょっとズレた大食漢なところが可愛いのにそんなハンバーガー屋のサラダなんてやわなもの食べない、いや食べるかもしれないけど。

全体的に描写不足で上述の通り矛盾がある。

 

茶渡泰虎】

登場が早かった。ただ織姫同様描写不足。申し訳ないが全く思い出せない。ドッグタグネックレスのドッグタグ部分大きいなと思った。ハンバーガー屋で看板を受けとめるシーンがかっこよかった。

 

阿散井恋次

刺青のデザインが映画オリジナルだが、理吉が一部真似るときどこにどうやっていれるんだろうと気になる。

一護と初対面時に石田から2発狙撃を受けただけで撤退する(※もしかしたら一護より滅却師の確認を優先して追跡してるかもしれないが描写がないので分からない)。仕事しろ(原作では石田と遭遇した時に重傷を負わせている)。

斬魄刀の説明をしてくれないので原作ファンでないと何もわからない。正直この映画からわかる設定は何ひとつない。

上述の矛盾点の通り、街中のグランドフィッシャー戦時点で現世に来ているのに街や人を守らない。背後から石田を刺し、消耗した一護の前に現れ攻撃を始める。行動がくそ。言動からルキアへの気遣いがうかがえずただイキってる奴に成り下がっている。

 

朽木白哉

朽木白哉は刈り上げしない。この実写映画ではどうやらキャラの根幹がゆらごうとウィッグを使いたくないようなので100歩譲って刈り上げは許すとしても白哉はピアスをしない。白哉の装飾品は牽星箝と銀白風花紗だけだ。

なにが「次の満月まで待つ」(※ルキアを見つけた後ルキアと一護を見逃す)だ、気は確かか?白哉は緋真さんを嫁に迎えてルキアを家に入れてから掟に厳格なのに勝手に上からの命令を自己判断で捻じ曲げていることがありえない。

一護に対して怒りの感情を顔に出しすぎている。まるでこの時点の一護と同格に思えて隊長クラスの圧倒的な力が毛ほども感じられない。

抜刀納刀が遅すぎる。副隊長の恋次でさえ目で追えない時があるのに3回も納刀を見せつけてくれる。ファンサービスかな?ぜひともご遠慮願いたい。

恋次同様現世にいるのにグランドフィッシャーの被害を無視している。

 

浦原喜助

謎多き人というより、変なおじさん。上述の通り浦原商店が厨二くさい。

ルキアに義骸を渡す描写諸々がないのでルキアのあれそれの出どころが不明。(※映画オリジナルデザインの虚探査機の電池を渡すシーンはある)。

 

↓石田のセリフ↓

「僕は尸魂界への行き方は知らない。でも尸魂界を追放された元死神は知ってる。」 

 

 

..................は?

 

 

映画館で声出して笑いそうになった。それ知られてるの?しかも引っ越してきて1ヶ月の石田に?ファファファのファ???もう原作とは違う意味で浦原さんが何がしたいのか意味がわからない。

覚醒しきっていない織姫と茶渡に意味深に話かけるがただの不審者。

未覚醒の織姫、義骸で鬼道を使わないルキア、そして浦原さんも何もする描写がないので各キャラの回復の仕方が不明。(※死神化した一護に消毒液のような謎の茶色い液体をルキアが使用するシーンが一度だけある)

 

石田雨竜

なぜか1ヶ月前に転校してきた設定になっている。しかも映画内で全くその必要がない。孤高というより電波なぼっち。クソ改変にもほどがある。1ヶ月前に一護の高い霊圧を感知してこの街に留まった的なことを言っていた気がするがなにも理解できない。誰か説明してほしい。

石田の目的は"死神の目の前で滅却師の力を証明すること"なのに恋次白哉が眼中にないのが謎(※映画では恋次白哉が現世にくるのがかなり早い)。

撒き餌で一護に勝負をふっかけたのに勝負する描写がないし何もせずに終わる。(※白哉が「恋次お前は北(南だったかも)へ行け」的なことを言っており、撒き餌に誘われた虚は恋次白哉に掃討された様子)

なぜか放課後1ハンバーガー屋で過ごしている。石田は放課後に賑やかなハンバーガー屋で本を読むようなキャラじゃない。

一護が尸魂界への行き方をききに来た時、「(恋次白哉と一護の)対決は見ものだよ」と言うが、その前にお前と一護の対決はどうした?痴呆か?

グランドフィッシャー戦で一護を助けに来て(※これは一護と勝負の決着がついていないことが理由らしい。決着も何も勝負は始まってすらいないが)そこで謎に絆が芽生える。石田と一護の絆はこんなことで芽生えない。2人ともお互いにバックグラウンドを語っていないので何も始まらないと思う。

恋次に背後から刺されて退場。ダサい。副隊長クラスがいれば感知できるだろ。吉沢亮さんのファンは銀魂を見ればそれでいいと思う。

記憶置換を受けた後、一護に「お前と話すのは初めてだな」と話しかけられ微笑む。石田はそんな奴じゃない。簡単に微笑まない。誰だお前は。

 

 

~グランドフィッシャー戦~

グランドフィッシャー戦が恋次白哉戦に対してかなりあっさりしている。

グランドフィッシャーが全く喋らないし、霊圧の高い者だけを好んで喰う設定がおそらくなくなっている。グランドフィッシャーは高慢で勝気な性格なのに全く描写がない。個人的には石田の次にキャラ崩壊が激しいと思った。

疑似餌の説明もないので6年前の一護と真咲ママのことがよく分からない。しかも疑似餌ではなく幻覚を使い一護を惑わせる。は?

おそらく戦闘シーンを映えさせるために街中へ移動する。グランドフィッシャーの行動理由が不明。

 

1番理解できない改変はグランドフィッシャーと一護が一対一ではないこと。

 

一護の誇りが汚されている。グランドフィッシャー戦は"一護の戦い"のはずなのに。誇り云々がすべて省かれているので間接的に海燕や浮竹、ルキアの生き様も汚された気分になった。

また、戦闘は墓地から街中へ移動するため街への被害が甚大となる。しかし、上述の通り恋次白哉は何も対処をしない。

石田が加勢に来たときルキアが「仮面を狙え」とアドバイスするが、石田が虚の弱点を知らないわけないだろうと思った。この石田は師匠(せんせい)の話をしないのでもしかしたら知らないのかもしれないが。しかもちょっと外す。矢を撃ちすぎて血で指先が滑るわけでもないのに外すわけないだろ、この石田は師匠(せんせい)から指導を受けていない可能性があるので知らんが。(※一応補足しておくとバスが虚までの障害物となっていた。が、涅マユリに「天才」と称される原作の石田なら正確に狙えるはず。石田がきめてしまうと一護がとどめを刺せないので展開上仕方ないといえばそうだが)

最後に、グランドフィッシャーを倒した後恋次戦にすぐ移行するので雨が降らない。真咲ママが殺された日も雨が降っていて、一護が決着をつけた時も雨が降り対応していたがそれが無視されている。(原作19話の副題は"memories in the rain"となっており雨の描写が重要な意味を持つことがよくわかる)

情景描写は登場人物の心象を表現する大切な技法の一つであることを中学校の国語の時間に習わなかったのだろうか。

 

 

~まとめ〜

原作ファンとしては怒りを覚えた作品となった。映画としてはアクションシーンの見せつけがひどく胸焼けした。製作者の「どや!アクションシーンすごいやろ!」というエゴがちらつく。私もアクションシーンを賞賛してはいるが、恋次始解してからカメラワークが単調でつまらない。ただ冒頭の喧嘩シーンはライティング、カメラアングル、アクションどの要素においても絶賛したい(一護がただの不良1人に背後をとられることに不満はあるが茶渡の登場シーンとなるので良しとする)。しかし、技術的なことは最近の邦画の一般レベルに思える。

どうしても気になる方はレンタルで旧作が出るのを待ってほしい。映画BLEACHTwitter公式アカウントのRTに騙されてはならない。そもそもあのアカウントはチャラチャラしすぎて個人的には腹が立っている。

久保帯人先生が公式メッセージを出しているので信頼している方もいらっしゃるかもしれないが思い出してほしい、永井豪先生も諫山創先生も自作の実写映画に関して高い評価を発信している。

 

 

以上、非常に長くなったがこれにて終わりとさせいただく。

もしこんな所まで読んでくださっている方がいらっしゃるのであれば感謝しかないです。ありがとうございました。